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ふるさとの小山のやうな春炬燵
遠足の頭をかぞへなほしけり
汝が身より何脱け落ちし花空木
形代の胸の真ん中名を記す
亡き妻へのレクイエムとなる第2句集。
この句集は、奥様のこなみさんへのレクイエムであると同時に、大波さんがこれから俳句を友として生きてゆくための助走である。 （栞・石田郷子）
●著者略歴
昭和12(1937)年東京都生れ。昭和36(1961)年東北大学文学部卒。現在、句歌詩帖「草藏」(佐々木六戈代表)、「文」(西野文代主宰)、「椋」(石田郷子代表)に参加。俳人協会会員
