書籍詳細

中村姫路句集『千里を翔けて』(せんりをかけて) [9784894028197]

販売価格: 2,667円(税別)

(税込: 2,934円)

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昭和59年から平成15年までの作品の中から465句を収録した第2句集。

 「白鳥の一声夢にまぎれけり」この作者には白鳥の句が多い。冬になると白鳥の飛来地へ通っているようで、すでに相当の数にのぼっている。さて、湖のほとりに宿をとったのであろうか。夜、眠りの中で白鳥の声を聞いたのは意識下にあるのだが、その意識は夢にまぎれてしまったというのである。夢現のあわいの声である。
(帯・青柳志解樹)

千里飛び来し白鳥のまなこかな
着水の白鳥親子啼き寄りぬ
群解いて水面の花となる白鳥
薄氷を胸で割りゆく親白鳥
羽づくろふ白鳥ひかり放ちつつ

栞・鑑賞15句 青柳志解樹
装丁・君嶋真理子 A5判上製フランス装 192頁

●著者略歴
昭和16年7月29日生。昭和53年「山暦」前身新樹会入会。昭和54年「山暦」創刊と共に入会。昭和55年「山暦」同人。昭和57年第3回山暦賞・新樹賞受賞。昭和63年第9回新樹賞受賞。平成13年第22回山暦賞受賞。俳人協会会員
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