◆第一句集
珠玉の春夏秋冬
◆内容紹介
春の鳶礁の影と別れけり
黄八丈暖かに着て島の唄
ひとつ脱いで日除けとなしぬ乳母車
帯締めてぽんと押し出す浴衣の子
弥陀飛天運びくるかに秋の雲
風かよふ禅堂の扉や虫時雨
北風に厚みありけり橋の上
手拭がすぐ棒になる寒さかな
逢ひたしと黄泉に出したき年賀状
初夢に東司探してをりにけり
Amazonでの本の購入はこちらより→ Amazon
ご本の紹介→ (ふらんす堂「編集日記」)
[かみやまかせん(1936〜)]
装丁:君嶋真理子
四六判ペーパーバックスタイル
96頁
2025/10/19刊行