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◆ 第一句集
まずイリュージョンがあり
然る後に俳句形式が蹤いて来る
横山悠子の句にはそんな趣がある(綾部仁喜・序より)
蒲団出て大きな翼失へり
ひざまづくことうつくしきマントかな
吾亦紅卵生みたる覚えなし
流木は海の骨片鳥帰る
木棺に鍵のなかりし流れ星
序文・綾部仁喜
装丁・君嶋真理子 四六判並製ソフトカバー 178頁
●著者略歴
旧姓・中島。1943年5月東京都港区生れ。1997年3月「泉」入会。1999年平成十一年度「泉新人賞」受賞。2001年平成十三年度「泉賞」受賞。現在、俳人協会会員・泉同人