書籍詳細

対中いずみ句集『蘆花』(ろか) [9784781417462]

販売価格: 2,700円(税別)

(税込: 2,970円)

[在庫あり]

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◆第四句集

蘆は小さな芽のときと花ひらくときに、ほんの少し赤い色を見せてくれます。
蘆という植物はどうやらその髄に赤を秘めているようです。
詩情とはそのようなものかもしれません。

(あとがきより)

◆作品紹介
鳰小暗き水を食みこぼす
蘆の角王子のごとく立てりけり
さくらちる土を作つてゐる人に
鯊釣に夕風長くなりきたり
竹の葉の黄ばみ冬至の日を通す
ねむる子の足見えてゐる桜かな
読む人のまはり冷んやりしてをりぬ
ゆふぐれのありとしもなきゆきぼたる
その辺を軍手で拭ひ桃の花
海山に酒を垂らさむ裕明忌

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[たいなかいずみ(1956〜)「秋草」所属]
装丁:君嶋真理子
四六判仮フランス装
210頁
2025/06/25刊行
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