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◆ 第一句集
喜雨の虹懸けて山川呼応せり
『一念』は、まさに俳句に魅せられた一人の「一念」に貫かれたものと感じ入るばかりである。 (序より)
マネキンを率ゐる妻の初仕事
かまくらの背後さくらの木と思ふ
二の丸に坐し本丸の落花浴ぶ
遠雪崩綸旨諳んじ木地師老ゆ
突堤の人立ちかはる遅日かな
序文・木附沢麦青 跋文・藤原星人
装丁・君嶋真理子 四六判並製ソフトカバー 254頁
●著者略歴
本名、志津郎。昭和8年3月11日秋田県横手市生まれ。昭和25年横手かまくら吟社入会。昭和42年「河」入会。昭和51年俳人協会会員。昭和53年「人」創刊・同人参加。昭和60年「みづうみ」入会。平成4年「青嶺」入会。平成14年青嶺賞受賞。現在、(社)俳人協会秋田県副支部長。秋田県俳句懇話会幹事。横手市芸術文化団体連盟副会長。横手かまくら吟社会長