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◆第一句集
大塚凱という価値観。
大塚凱という読み。
摩耗する俳句、いましか読む意味がない俳句集。
◆収録作品
白息やよく燃えさうな小屋の中
冬蜂めりこむ泥のみるみる乾く
火事が遠くてなけなしの葉を降らす
鯛焼や晴れただけでは見えない島
枯蟷螂日のかたむくと水に塵
水を轢くまぶしい車輪だが寒い
橋に鳩マフラー貸してそれつきり
しりとりは冬ざれいつのまにか壁
(「或る」より)
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[おおつかがい]
装丁:三橋光太郎
四六判コデックス装三方ミーリング
160頁
2025/05/11刊行