◆第二句集
いくたびも虹仰ぎたる背広かな
「足は地元に、目は全国に」をモットーに、全国の方、百三十名と超結社句会をして早十年が経つ。これからも仲間とともに精進したい。
(あとがきより)
◆自選十句
初旅や雲かがやいて雲の中
旅人は帰らず桜咲きにけり
未知の空あり風船に青年に
いくたびも虹仰ぎたる背広かな
アステカもインカも滅び雲の峰
駅員に一人の時間秋の草
登高や亡き人の句をつぶやいて
大花野師を追ふやうに雲を追ひ
夕焚火イエスに似たる男立つ
冬帝や樹のしづけさは墓に似て
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[すずのうみね(1981〜)「晨」同人、「梓」「いぶき」会員]
装丁:君嶋真理子
四六判ペーパーバックスタイル
134頁
2025/01/17刊行