◆初の句歌集
田中佑季明が初の句歌集に挑む。
四季の移ろいと、家族の絆を詠む。
そこには、田中佑季明の自画像が炙り出される。
◆俳句―――
初湯殿湯煙匂う山の宿
咲きこぼるる愛しき人や篝火華
原爆忌死の黒い雨涙枯れ
秋の風万葉の歌運びけり
冬ざれに佇む荒野殺伐と
◆短歌―――
有難や親子の絆永遠に我が人生に悔いはなく
たらちねの母の人生波乱満ち細腕なれど魂揺るがず
戦闘機鉛筆走らせ空を飛ぶ画用紙に咲く戦火の翼
幾たびと挫折の連鎖辛苦舐め決断迫る迷い人生
俳優座自作詩朗読舞台立つ永年の夢ここに実りて
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[たなかゆきあき(1947〜)作家・詩人・随筆家・写真家]
装丁:君嶋真理子
四六判並製カバー装
158頁
2024/11/27