◆第一句集
初幟見上ぐる夫の目思ひ出づ
園田美知子さんは、凜としながらも素直で可愛いらしい方です。
人生の大先輩に失礼な言い方かも知れませんが、俳句に対しての真摯な姿勢にうたれました。
(序・德田千鶴子)
◆内容紹介
箱根路はさつと一刷毛うす紅葉
幸せの色はなにいろ春近し
初幟見上ぐる夫の目思ひ出づ
春彼岸夫の時計にいのち入れ
いつしかにまどろむ肩にショールあり
日めくりの薄くなりゆく寒さかな
日向ぼこ猫にもうつす大欠伸
三日月やゴンドラのごと星を漕ぐ
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ご本の紹介→ (ふらんす堂「編集日記」)
[そのだみちこ(1924〜)「馬醉木」会員]
装丁:君嶋真理子
四六判並製カバー装
132頁
2023/12/25刊行