書籍詳細

千葉皓史句集『家族』(かぞく) [9784781415307]

販売価格: 2,800円(税別)

(税込: 3,080円)

[在庫あり]

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第63回俳人協会賞受賞!
おめでとうございます!

◆第二句集

濤音のどすんとありし雛かな

『家族』は私の第二句集である
本句集には、『郊外』以後、ほぼ平成末年までの作品を収めた。


◆自選十七句
敲いてはのし歩いては畳替
外套の中なる者は佇ちにけり
青空の端に出されし福寿草
幼子の遊びくらせる二月かな
ひとつこと済みたるものの芽なりけり
みづうみにみづあつまれる紫雲英かな
菜の花を挿す亡き者に近々と
櫻貝夜深き風は聞くばかり
濤音のどすんとありし雛かな
明易き森の中なる灯がともり
遠国の石を配せる牡丹かな
萍のうごかぬ水の減りにけり
いづこへか下る石段夜の秋
白波に乗る何もなしきりぎりす
はなびらの間のひろき野菊かな
コスモスを大人数の去りしなり
青空の光つてゐたる秋の暮


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ご本の紹介→ (ふらんす堂「編集日記」)

[ちばこうし(1947〜)]
装丁:千葉皓史
四六判上製カバー装
188頁
2023/04/20刊行

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