◆魅惑の共著
日本モーツァルト愛好会を通じてご厚誼に与っている勝間田弘幸さんと音楽や絵画、そして俳句と芸術についての対話を重ねているうちに偶々喫茶店で見せて頂いた氏の絵画作品に触発されて、芸術相互のコラボレーションをテーマとしての論考を文章化しておきたいという願望が湧き上がり、勝間田さんと意見の一致を見たことが本著上梓の切っ掛けであった。埴谷雄高の提唱する「先達の精神を共有して次に繋げてゆく精神のリレー」に微力ながらも参画したいとの思いもあっての事である。
本著の内容は目次のタイトルに集約されており、古今東西の先達の遺した存在の本質を象徴する「梵我一如」、「万物同根」、「輪廻転生」、「色即是空 空即是色」、「不易流行」、「自同律の不快」、「両極の往還」といった哲理に貫かれて瞬間が永遠に繋がる芸術の素晴らしさについての勝間田さんとの対話や夫々の著作がベースとなっている。
(あとがきより/朝吹英和)
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[あさぶきひでかず(1946〜)「 俳句スクエア」同人、「句親会」・「ハナマル句会」・「新宿句会」各世話人]
[かつまだひろゆき(1947〜)画家]
装丁:君嶋真理子
A5判並製カバー装(本文フルカラー)
246頁
2023/02/23刊行