◆第二句集
風薫る森に描く木を探しをり
この地で、こんなに多くの草花や虫、鳥、小動物と共に生きているのだと、改めて驚いています。
(あとがき)
◆自選十句
嬰眠る祭太鼓を浴びながら
挙式終へ髪を解きし子小鳥来る
スノードロップ木漏れ日が靴に乗る
見送りてをれば日傘の開きけり
金木犀ふり向きし時ふり向かれ
風薫る森に描く木を探しをり
献灯のみな小さくて涼しき火
銀杏の踏まれし匂ひ学園祭
さらに続く探査機の旅大根煮る
風船をそつと持つこと覚えし子
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[とくながまゆみ(1952〜)「百鳥」同人]
装丁:君嶋真理子
四六判並製カバー装グラシン巻
186頁
2022/11/07刊行