◆回文連句歌仙集
回文と連句を組み合わせたはじめての試み
ユニークな俳論・独特な句解・推敲の課程が面白く刺激的な一冊
◆あとがきより
俳人は俳壇からの「脱走兵」だというでしょう。とてもまともな句集とは見てくれそうにありません。まして連句の達人にはゲテモノ扱いだし、回文同志からは、良くてハミダシモンか裏切り者、どうかすると「分派行動者」、セクトで粛清に遭わねば藩をこぞって上意討ち、です。(略)俳句・連句・歌仙・回文・古文……十把一絡げ、文芸の隙間産業として華々しく登場しましたものの、新しいが間もなく絶滅危惧種文学となることが火を見るよりも明らかな本書を茲にご愛玩のほど哀願申し上げる次第に御座いまする。
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ご本の紹介→ (ふらんす堂「編集日記」)
[ごうだすぐる(1930〜)]
装丁:和兔
四六判並製クーターバインディング
338頁
2022/08/26刊行