◆第一句集
星は冬殊にすばるのあはきあを
十年、この間に多くのことを学んだが、
ここで一度立止まって自身の俳句について振り返ってみることにした。
(あとがき)
◆自選十句
元日のはや昼となる猫の貌
演舞場出でしころより春の雨
括られて南天白き花こぼす
ゆつくりとミシン踏む母茄子の花
サングラス肩で息する尾根歩き
秋めくや比叡近しと京ことば
爽やかに湖上の人となりにけり
長き夜の向ひのコインランドリー
川音も釣瓶落としの湯治宿
機音の止みし西陣除夜の月
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