◆旅をする風のようにさすらう歌集
わが心あくがれいづる旅の空風の鳴りつつ吹く空の果て
白梅の夜の朧にしっとりと香る人肌の明るさに咲く
夏の闇心臓きらり光らせてさそり座輝く南の空に
この生は漂泊をしつ更けゆきぬ空を吹きゆく風きりもなし
冬曇りさびしき枝に鵯の声を聞きつつ山を行く旅
木枯らしに吹かれて木の葉放浪すたどりつくのはどこでもよくて
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[しらかしまほ]
装丁:君嶋真理子
四六判並製カバー装
104頁
2021/05/08刊行