◆評論集
菜の花や月は東に日は西に 蕪村
大きな景、感性的・浪漫的な句の数々を残した蕪村の作品と生涯を見ていくことによって、筆者が現代の発句(俳句)と如何に接していくべきかを考える縁としたい。(「まえがき」より)
◆「あとがき」より
若い頃から発句と関わってきたなかで、芭蕉、蕪村、一茶、また蕉門の人々の句を閲し、現代の俳人の発句も見てきた。そのなかで発句を「化け物」のように感じることが多々あった。
筆者は、この化け物と如何に折り合いをつけるべきかについて懊悩しつつ発句と付き合ってきた。そんな悩みのなかで最も救いとなったのは、蕪村の大きくて明るい発句の数々であった。
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[わたなべあゆた(1953〜)]
装丁:君嶋真理子
四六判並製カバー装
60頁
2022/02/23刊行