◆渾身の一書
影は実像よりもずっと過去を覚えていて、
それは現実よりも物語的なのに
沈黙を好む、と思う。
(著者)
◆あとがきより
この本を書いているあいだ、書くきっかけや動機、刺激を与えてくれた人やものたちのことを、たびたび思い出した。ある人は、きっかけを与えたとは思わなかっただろう。あるものは、ただそこにあるだけだった。だがそれが私にとっては出会いだった。この世にまったく一人では生きてゆけないように(たとえ無人島にいたとしても)、人はだれかと、何かと、出会いつづけている。
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[ありずみようこ]
装丁:和兔
A5版変形フランス装カバー装
160頁
2021/07/01刊行