◆第一詩集
山口真喜さんの詩を読んでみてください。
力強さと繊細さ、ユーモアとペーソス。
独りの女性の、生きてきた証がここにあるのです。
そして何より、現代詩がどこかに落としてきた忘れ物が、
この詩集で見つかるのです。
(帯・金井雄二)
◆作品紹介
女は皆そうして来た
夜中に乳が欲しくて泣く子に
乳首を含ませ むつきを取り替える
気が付くと満足した子の傍らで
自分もいつしか 眠り込んでいる
(「女の暮らし」より)
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[やまぐちまき(1947〜)「詩壇の集い」会員]
帯:金井雄二
装丁:君嶋真理子
四六判上製カバー装
96頁
2021/06/06刊行