◆地図から繙く「おくの細道」
あつみ山や吹浦かけて夕すずみ
酒田の地図を参照してみると、酒田は庄内平野の海岸の真ん中、最上川の川口でした。広い庄内平野の海岸線は長く、東から西の視野が一八〇度をしめていました。これにより、印象が一八〇度広がりました。西の果てがあつみ山、東の果てが鳥海山の落ち込む吹浦です。
(あとがき)
◆目次
I おくの細道ところどころ
一 杉風が別墅
二 殺生石
三 武隈の松
四 光堂
五 平泉
六 尿前の関、尾花沢、立石寺
七 酒田
八 山中
九 那古と云浦
一〇 敦賀、けいの明神、種の浜
II 笈の小文、俳文
一一 伊良湖岬と伊良虞嶋
追補 伊良湖岬と伊良虞嶋
一二 杖つき坂
一三 保美の里
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ご本の紹介→ (ふらんす堂「編集日記」)
[いまいずみただよし(1934〜)]
装丁:君嶋真理子
A5判ペーパーバックスタイル
52頁
2020/12/01刊行