◆すこし私的な詩人論
この青森に住むお医者さんは、自宅の3000冊の本の山から、鉱山技師が未知の鉱物を掘り出すように、大好きな詩人を探し出す名人である。素敵な詩を見付けた時の先生の眼は、まるで初めてフンコロガシを見た、ファーブル少年のように輝いている! その発見の喜びを、皆んなに知ってもらおうと、先生は、昼は耳や鼻が悪い人を診て、夜は耳も鼻も効く未来の読者のために、セッセと筆を走らすーー。前の「詩人のポケット』から6年。この続編からは何が飛び出すか? それは開けてのお楽しみです。
(帯・井川博年)
◆本書で紹介する詩人
中島 悦子
会田 綱雄
粕谷 栄市
小山 正孝
小柳 玲子
寺山 修司
暮尾 淳
諏訪 優
金井 雄二
八木 幹夫
鈴木志郎康
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(ふらんす堂「編集日記」)
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[おがさわらまこと(1956〜)]
装丁:君嶋真理子
四六判並製クータ・バインディング
386頁
2020.2.28刊行