◆待望のシリーズ第三弾
そろへ見れば芹の生ききし姿かな 睦子
芹は清廉なよい香りのする植物。揃えた一束は、まさに彼女の生きてきた姿そのままなのである。(著者)
◆あとがき
この二年は作者の日常に起きた、加齢に伴う様々な不自由に加え、左右それぞれの大腿骨の骨折によって、その難儀が一段と増した時期である。(略)彼女の句のユニークさは言うに及ばず、どの句も病を離れて自在に高く飛翔をしている。句に限らず芸術作品は、どれも作者が日々如何に考え、生きているかをはっきりと写し出しているのだ。その意味でも美事と言うほかはないと思う。
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(ふらんす堂「編集日記」)
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[とみやまたまえ]
装丁:君嶋真理子
四六判ハードカバー装
188頁
2020/1/24刊行