◆第一句集
沈めては浮かせて遊ぶ柚子湯かな
いろいろなところに投句することは楽しいものです。選者によって選ばれる句も違ってくるのです。それはとりもなおさず俳句は様々であり様々だから面白いということです。言い換えれば俳句は自由なのです。
(あとがき)
◆収録作品より
コスモスの丈にとどかぬ夢をみき
サフランの咲きて青空陶器市
寒き夜の線描の裸婦立てりけり
草刈の草より強き刃の匂ひ
一月の地球重たくまはるなり
あざやかに色かけて売るかき氷
マーチング・バンド追ひ越す青嵐
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(ふらんす堂「編集日記」)
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[かとううめお(1949〜)]
装丁:和兎
四六判並製小口折表紙
148頁
2019/11/10刊行