◆共著
昭和五九年四月〜六三年三月に「巫朱華」(プシュケ)誌上に発表した、
秦夕美と藤原月彦による共同作品が1冊に。
◆あとがきより
外に求めてもないのなら、自分で作る。それが私の生き方でもあったし、同じ九州人の血のながれている藤原さんには、すんなりと通じた。
孤児同士が親を忘れられず、魂の居場所を求めて支えあっていた姿を少しでも分かってもらえると嬉しい。共同作品は昭和五九年四月〜六三年三月に「巫朱華」誌上に発表したものである。
(秦夕美)
一連のテーマとなる物語や本歌を決めて、一句の文字数を統一、図形を決めて、特定の文字をその部分に詠み込む、さらには、頭韻と脚韻を同時に踏む。まあ、俳句という形式の虐使であり、よくいえば言葉のサーカスだった。こういう試みはもはやできない。昭和の終わり頃の一時期、こんな狂言綺語の試みに耽溺していた者たちがいたということである。
(藤原月彦)
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(ふらんす堂「編集日記」)
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[はたゆみ(1938〜)「豈」所属「GA」発行人]
[ふじわらつきひこ(1952〜)「豈」所属]
装丁:君嶋真理子
A4判変形中綴じ紐かがり
28頁
2019/11/11刊行