◆第一句集
句集『和草』の旋律感!!
音律が際立ち
フレーズの美しさが
群を抜いている
奏でる音色の中に
色彩を繊細に表現する
「音楽という演奏芸術」と共通の
"絵画的な情景感"に満ちた句集。
二拍子 三拍子 四拍子 変拍子
までもが巧みに詠まれていて
アクセントが随所に感じられる
そして
休符まで透けて観えるような
"人生"を
楽しめるのです♪
(帯・ピアニスト 小形眞子)
◆自選十五句より
パセリ刻む手の平にパとセとリ
白鳥湖調弦のごとさざめけり
泣きさうな空を離るる半仙戯
みすゞ飴句会涼しく始まれり
夏の蝶水の隙間の水ふふむ
人日の初子得てより半世紀
桜湯の団居や同じ名を負うて
花栗も夜もくだちてゆくばかり
つつと来てつつつつと去る小鳥かな
来年は祝ぎ事いくつ小豆干す
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[つきのきじゅんこ(1936〜)「ランブル」所属]
帯:小形眞子
序:上田日差子
跋:月野木若菜
装丁:和兎
四六判並製クータ・バインディング装
208頁
2019/10/7刊行