◆第一句集
初茜迷う思いにみおつくし
俳句のおかげで繋がった人間関係もある。俳句を作るのは一人のときだが、自分は一人ではないと実感した。
(あとがき)
◆自選十句
澱江の水は遙かに銀の葦
三日晴れ和泉の海も遠からず
天神も夢うつつなる蕊桜
舟行けば舟漕ぐ人に花散らす
万緑や自然石なる父祖の墓
蝉鳴いて古坂の石欠けており
蔵の戸に白檀香る月夜かな
新そばを啜る足軽ボランティア
川舟の一艘消える冬の靄
手袋を外して書架に指触れる
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(ふらんす堂「編集日記」)
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[さこんせいふう(1953〜)]
装丁:和兎
四六判ペーパーバックスタイル
106頁
2019/9/20刊行