◆第五句集
この『眠たい羊』は『インコに肩を』から十年振りの句集となる。(あとがきより)
◆自選八句
春の水とはこどもの手待つてゐる
木の囲む家の来し方春の月
消印の地をまだ知らず青葉騒
水光る腹を細めてくる蛭に
嘴で争うて二羽天高し
秋燕や大きくものを焚きし跡
雪の日を眠たい羊眠い山羊
梟を泊めて樹影の重くなる
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(ふらんす堂「編集日記」)
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[ふけとしこ(1946〜)「椋」「船団」会員「俳句新空間」参加「草を知る会」代表]
装丁:和兎
四六判仮フランス装カバー装
182頁
2019/7/7刊行