◆新進気鋭の評論集
哲学と宗教と俳句の一致
高校時代からずっと西田幾多郎の『善の研究』を読んでいました。
その中の純粋経験に関する記述を読みながら、これはもう大峯あきらの俳句の世界そのままだ、大峯あきらの俳句に対する考え方そのものだと思えるようになってきました。三十年越しに『善の研究』と真に出会えたような感覚になったのです。
(「大峯あきら論」より)
◆目次
松瀬青々論――その現代的意義
飴山實論――『花浴び』試論
飯田龍太論――『遲速』試論
文芸の哲学的基礎――大峯顯『フィヒテ研究』を読む
大峯あきら論――その哲学的系譜
(収録句索引付き)
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(ふらんす堂「編集日記」)
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[くませがわたかあき(1972〜)「白茅」「晨」所属]
装丁:君嶋真理子
四六判ペーパーバックスタイル
144頁
2018/1/30刊行