◆第三句集
まほろばの水に緋目高白目高
私の人生、俳句が有ってよかったと本当につくづく思う。
(著者)
◆自選十句
読初めの白刃の如き頁かな
金魚売立浪部屋に荷を下ろす
お銚子の首を揃へて女正月
まほろばの水に緋目高白目高
広沢の池の菱の実なればこそ
フェルメールの少女涼しく振り向けり
合歓咲くや真昼睡たき二の瀬村
今朝秋の光悦垣を風の抜け
新涼の山を見し眼を子に戻し
虫すだく千家の簷の深くして
Amazonでの本の購入はこちらより→
Amazon
ご本の紹介→
(ふらんす堂「編集日記」)
*
[やまもとあかね(1935〜)「百鳥」同人]
装丁:君嶋真理子
四六判フランス装グラシン巻
172頁
2018/11/27刊行