◆第七句集
『めるくまーる』は【作樋口由紀子・演出野間幸恵】で出来上がったものです。私にとっての「めるくまーる」です。
（あとがき）
◆収録作品
ちょうど来た鯛 ちょうど来る正月
蓮根によく似たものに近づきたい
夕方は斜めに立つといい気分
困惑を眠らせている金盥
短いならば短いように舟に積む
老人は転んでしまう月の山
大きな家に入っていくのはどの蒲団
アフリカのダンスをしよう鳥が来る
前足はさもしいゆえに考える
筆順はまちがってるけど朝である
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（ふらんす堂「編集日記」）
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［ひぐちゆきこ（1953〜）「晴」編集発行人、「豈」同人］
装丁：野間幸恵
四六判ソフトカバー装
90頁
2018/11/20刊行
