書籍詳細

須藤桃代句集『里居』(さとい) [私家版]

販売価格はお問い合わせください。

[【在庫切れ】]

書籍詳細

◆第一句集
短日や句会の椅子をたたむ音

省略の効いた簡潔な表現が、却って読者の想像をふくらませます。「短日や」の季語と切字の使い方も見事です。まさに俳句の骨法に適った作品と言えるでしょう。人間性と技量と。須藤さんの句の世界が更に深まってゆくことを願って止みません。
(序より・笹本千賀子)

◆自選十句
指先の衰へを知る夏みかん
母の影末席といふ涼しさに
放任の祖母の功罪休暇明く
ポストまで旅してきたる良夜かな
猪除けの網廻らして草の畑
蜩に夫を預けて来たりけり
起重機の余寒つり上げ傾きぬ
山笑ふ里にフランス料理店
月もまた赤信号に停まりゐて
鳥おどし連発山を総立ちに



ご本の紹介
(ふらんす堂「編集日記」)



*

[すどうももよ(1937〜)]
序:笹本千賀子
装丁:君嶋真理子
四六判ソフトカバー装グラシン巻
198頁
2018/10/23刊行
2024年9月12日より、書籍を管理している倉庫を移転するため、10月1日まで一部書籍の発送ができなくなります。お急ぎの場合は一度ご連絡ください。
問い合わせ先:03-3326-9061(平日10:00~17:00)
ホーム | ショッピングカート 特定商取引法表示 | ご利用案内