◆現代俳句文庫シリーズ84
遠き日へ降りる階段蟬時雨
・収録作品
『青きサーベル』抄、『光の槍』抄、 『夏の鏃』抄、『夏の鏃』以後
・エッセイ
論考・草田男の詩精神継承を目指して、磯貝碧蹄館の時間
・解説
真夏の戦士―俳句表現による新たな叙事詩― 長嶺千晶
永遠の青い光―朝吹英和論― 松本龍子
◆収録作品
遠浅の海に腕組む晩夏かな
潮の香や二の鳥居まで蟬時雨
とうすみを染め抜く海の青さかな
一棹の簞笥に余る夏の海
遠き日へ降りる階段蟬時雨
ひたすらに去りゆくものや海酸漿
白骨と化すヴァイオリン月見草
ダイヤルを回す記憶や夜鷹啼く
夏兆す少女の胸に微電流
疾走のヴィオラに目覚む聖五月
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(ふらんす堂「編集日記」)
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[あさぶきひでかず(1946〜)]
解説:長嶺千晶、松本龍子
四六判ペーパーバックスタイルビニール掛
106頁
2018/09/25刊行