◆全句集
稲刈つて鳥入れかはる甲斐の空
蛇笏、龍太を師と仰ぎ、全身全霊をもって甲斐の風土を愛した俳人の全句集。一生活者として常に風土に生きるものの眼差しを持ち、作品はあたたかく重厚である。土着の図太さに貫かれたしたたかな詩魂、生と死の間に沈潜した抒情はこの俳人ならではのものである。
既刊七句集、自句自解100句鑑賞、評論、解題、年譜、初句索引、季語索引を収録。
◆収録内容
第一句集 『藁火』
第二句集 『青蝉』
第三句集 『白根山麓』
第四句集 『山の風』
第五句集 『盆地の灯』
第六句集 『草虱』
第七句集 『師の掌』
自句自解100句
評論 遠方の花
俳句をささえるもの
飯田龍太十句撰
著書解題/年譜
初句索引/季語索引
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(ふらんす堂「編集日記」)
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[ふくだきねお(1927〜2005)「雲母」同人]
編者:『福田甲子雄全句集』刊行委員会
栞:宇多喜代子・友岡子郷・三枝昻之・井上康明・福田修二
装画:今村由男
装丁:和兎
年譜・初句索引・季語索引付
四六判並製カバー装
408ページ
2018/10/1刊行