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◆ふらんす堂文庫
代表作を網羅し精選209句を収録。
飴山 實編・解説
多くの珠玉作品を遺し、27歳の若さで夭折した不器男の代表作を網羅。<永き日のにはとり柵を超えにけり>他。
◆収録作品より
繭玉に寝がての腕あげにけり
ぬばたまの寝屋かいまみぬ嫁が君
谷水を撒きてしづむるとんどかな
山川の砂焦がしたるどんどかな
松過や織りかけ機の左右に風
雪融くる苔ぞ?ぞ山始
そのかみの貝掘りあてつ鍬始
筆始歌仙ひそめくけしきかな
下萌のいたく踏まれて御開帳
巣鴉や春日に出ては翔ちもどり
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[しばふきお(1903〜1930)]
編集・解説:飴山實
栞:那珂太郎
装丁:千葉皓史
A6判フランス装
80頁
1992.07.10刊行