◆写真+詩集
虫好きの男の子がそのまま大人になったような、中野正裕の愛読書は『ファーブル昆虫記』です。栗林慧氏の昆虫写真に憧れ、海野和男氏に(自己流で)学び、中学校で理科の教師をいそしむ傍ら、フィールドワークに里山や高原の花畑に出かけ、虫たちの写真を撮り続けました。一生を通して思いを寄せた昆虫との稀有な付き合いを、「数奇」と言わず何と言うのでしょう。
自ら作品を発表することなく2016年1月19日、中野正裕は亡くなりましたが、その姿を長年見続けてまいりました広瀬弓が、詩の言葉を添えて写真詩集にまとめました。
(「覚書」より・広瀬弓)
Amazonでの本の購入はこちらより→ Amazon
*
[なかのまさひろ ひろせゆみ]
写真:中野正裕/詩:広瀬弓
構成・装丁:田代しんぺい
四六判ソフトカバー装
76頁
2018/1/19刊行