◆第二句集
俳句と音楽。
それは、私の人生を
支えてくれる両輪です。
そして、創作と向き合う中で、
目に視えない大いなる存在を
感じることがあります。
そんな時、
この世に生かされている
と強く思うのです。
(著者)
●自選十句
御降りの等しく積もる白さかな
浸されて米音立てり寒の水
ひとひらの音符降り来る春日かな
春宵や玉三郎の指の先
ほーたるのほーのせつなき光かな
猫の眼の利休鼠や梅雨深き
伊吹山泰然とあり秋茜
秋深し琥珀に眠る草の種
とつとつと介護の話蕪蒸
墨蹟の中の宇宙や去年今年
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[きむらようこ(1952〜)]
装丁:君嶋真理子
四六判ハードカバー装
166頁
2017/3/19刊行