◆第三詩集
この詩集では、日常の、何気ない生活場面の一コマ一コマが、どこか天上からの遠い聖なる光によって照らし出された、だからこそ愛おしい、また無性にかけがえのない、ときに聖画・宗教画のような一コマになる。
(栞より・吉田文憲)
冒頭に置かれた表題作は、メタ詩的にこの詩集全体の制作プロセスを明かしている。「水中花」を手に入れること。それがまず、作者に願われたことだった。
(栞より・野村喜和夫)
◆収録作品より
突然逝った人との旅が、
鳴門の渦も宇宙の渦も同じ、と呟いた人との旅が、甦る。
車窓の風景のように、甦る。
(「ノスタルジア」を聞きながら)
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[たくぼよしこ]
栞:吉田文憲・野村喜和夫
装丁:和兎
四六判ハードカバー装
90頁
2016/12/24刊行