書籍詳細

児玉和子句集『熊鈴が』(くますずが) [9784781408910]

販売価格: 2,500円(税別)

(税込: 2,750円)

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書籍詳細

◆第二句集
熊鈴が廊下を通る宿の秋

『熊鈴が』と題しましたのは、通読して山の句が多かったことによります。リュックサックに付けた熊除けの鈴を鳴らしながら、野山を歩き、風景を眺め、鳥や植物や昆虫に出会う。この楽しみのおかげで私の生活も俳句も大きな広がりを持つようになりました。
(あとがきより)

◆自選十句より
剣玉と塗り絵と金魚外は雪
待春のまつ赤なフォード磨きをり
風花の峠越え来て春祭
川渡る蛇身に見惚れ暮の春
湯上りの子のぴかぴかや菖蒲風呂
夏帽を脱げば散髪したてなる
熊鈴が廊下を通る宿の秋
肌寒やともしび映る渋谷川
兎料る別荘番の夫婦かな
一斉に双眼鏡を寒禽に

*

[こだまかずこ(1950〜)「夏潮」所属]
装丁:君嶋真理子
四六判ハードカバー装
174頁
2016/07/21刊行
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