◆歌人入門(1)
小池光によって新しい「啄木」が解き明かされる!
百首にしぼったからこそ、光る一首に出会える。
近代短歌の第一人者は誰がみても斎藤茂吉であろうけれど、茂吉の歌にはついになかったものを啄木の短歌は残した。近代の無名無数の人々のこころに、そっとその失楽失意への共感と慰めをあたえる近代の「歌」を、その原郷として啄木は作ってみせたのである。
(解説「歌の源郷」より)
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[いしかわたくぼく(1886〜1912)]
[こいけひかる(1947〜)]
装丁:和兎
四六判変形並製カバー装
212頁
2015/10/24