◆「椎」創刊四十周年記念・二四〇七句を収録
父・原田濱人によって俳句の手ほどきをうけた原田喬は、戦後三年間の過酷なシベリア抑留生活後に加藤楸邨に出会い俳句に開眼する。
濱人を父に持つことを誇りとする一方、楸邨を生涯の師と仰ぎ、生活者としての足場を大事にしつつ限りなき高みをめざした孤高の俳人・原田喬の全句集。
◆収録内容
第一句集『落葉松』
第二句集『伏流』
第三句集『灘』
第四句集『長流』
『長流』拾遺
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[はらだたかし(1913-1999)]
編集:原田喬全句集刊行委員会
解題/年譜:九鬼あきゑ
初句索引・季題別索引
装丁:君嶋真理子
四六判上製カバー装
408頁
2015/05/25刊行