◆ふらんす堂編集日記
◆第二詩集
頭がなければ ただの物かなあ
「そんなことはないさ」
夫はそれが務めであるかのように
明快に答える
「さっき食った魚 頭がなかったけど
カレイだろ」
(二人より)
◆目次
メリー/亀吉/ラムちゃん/ヨセミテ/ビデオ屋/無人/朝鮮人参/鍋の中/二人/廻る/苦いチョコレート/今どきの雑誌/ウェディングマーチ/千夏/もみじ/やっかいもっかい/九才/どんなマフラー/春/父/父に会う/四の三の針/地下鉄で/オパール/鋼鉄の膝
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[たきざわかずえ]
装丁:君嶋真理子
菊判変形並製カバー装
92頁
2013.12.15刊行