◆ 第6詩集
萬世橋から
和泉橋へ
現在という
時間を覆いながら
私は こうして
立ち止っている
こうして という
払うことのできない
私の意識
見え隠れする時間
昭和という
毀誉褒貶の時代にも
いとおしく
私たちは 生きた
(作品「柳橋」より)
同じ著者による 1970年 詩集『憂鬱な風景』
1972年 詩集『四季』
1979年 詩集『ジブラルタルの幻想』
1992年 詩集『瞑想』
2003年 詩集『鹿狼山』
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装丁・君嶋真理子 A5判上製カバー装 96頁