書籍詳細

伊藤二瀬句集『一燈』(いっとう) [私家版]

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◆第一句集
しろがねの山々梅の香もしろがね
俳句は日常の花であり、気に咲く花である。心の花の感動表現は愛の微笑である。観照一気の俳句、その実践を誇りとするが、二瀬句集『一燈』は、その道程に一灯を掲げるものである。未来を照らすいのちの灯の尊厳を親しく思う。
(序より 落合水尾)

◆自選十句
二百齢万蕾をもて梅応ふ
山々の不動にならふ坐禅草
芽吹山村の境は杭一つ
連れ立ちて消えてみたくて花おぼろ
秋蝶は渓声となり花となり
一つ火や凍み入る闇に影走る
雪解沢鐘の一打は一燈へ
煤逃げの人をはるかに恋ひにけり
声捨てて心は捨てず年の春
上向きに生くるはよろしクロッカス



[いとうふたせ (1922〜)「浮野」同人]
序:落合水尾
装丁:和兎
四六判上製函装
210頁
2013.09.26刊行
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