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◆ ふらんす堂web連載第二弾
リレー走者
望月遊馬→久谷 雉→佐藤勇介→最果タヒ→鳥居万由実→文月悠光→コマガネトモオ
詩のリレー。明るい空の真下の、にぎわう矩形の運動場は、紙面、その祈りとよく似ている。
いつでもびりっ穴だったあいつ。でも、あいつが最後まで走りきった時、校庭は快い拍手で満たされた。思い返すと、確実にバトンを届けようとするパッションに心打たれたから、自然とあいつにも拍手は起こったのではなかったか。リレーの勝敗ではなく、いつでも走るすがた……、それにひとの気持ちは動かされることを、もう一度この企画から思い出してくだされば幸いなのです。
B5判変型中綴じ
32頁 2007.12.10刊行