■週間俳句で西原天気さんが書評を書かれています。
『ひかり』
■裏「週刊俳句」で相子智恵さんが書評を書かれています。
『月曜日の一句』
■スピカで江渡華子さんが鑑賞を書かれています。
ボールペンよく滑る日や小鳥来る
◆第一句集
この句集が俳壇の素晴しい才能のひとつとして輝くことを確信している。
(序より:能村研三)
◆自選十句より
関東のあまねく晴れる寒卵
はつふゆの光積み上げ角砂糖
ティーバッグ糸で操る春隣
ワイシャツのひやりと朝の桜かな
ハモニカに鉄の味する麦の秋
花は葉にドレッシングは三層に
網が出て少年が出る木下闇
レコードの終りは無音昭和の日
透明な翅に影あり原爆忌
月明にすこし拗ねたる三輪車
*
[はやししょうたろう(1941〜)「沖」同人]
栞:夏井いつき
序:能村研三
装丁:和兎
A5判変型上製函入り
210頁
2012.08.28刊行