書籍詳細

森貞子句集『水分』(みくまり) [9784781404516]

販売価格: 2,476円(税別)

(税込: 2,724円)

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書籍詳細

◆第一句集
貞子俳句は、平明にして明解をその特色とする。入門以来今日まで淡々と俳句の本道を歩まれて来た。どの句も判り易く、難しい句は一つもない。このおおどかにして暖かい身辺諷詠は、句集『水分』の大きな特色である。
(序より:山崎ひさを)

◆自選十句より
胎動の日々に強しと初電話
追儺面取つても赤子泣き止まず
肩書に無職と書きて花大根
百年の治水の堰や草萌ゆる
みそだんご焼いて落人村薄暑
山車煽るこの故郷に戻り来て
肉厚のピーマンを焼き原爆忌
刈り終へて田へ一礼の男かな
小春日や背伸びして嬰また眠り
仔牛立つ新藁に四肢ふんばつて

*
[もりていこ(1931〜)「青山」同人]
序:山崎ひさを
装丁:和兎
四六判上製カバー装
196頁
2012.02.25刊行
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