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◆第一句集
秋灯や眼差しふかき母一語
母との言葉少ない語らい、それだけに深い思いの籠った会話の情景が母への思慕の念に裏打ちされて詠まれており、心打たれる思いである。
(序より:木村敏男)
◆木村敏男抄出
万華鏡覗くギャラリー冬晴るる
雪国を愛づる雛の血は紅き
待春の光こぼして菜を洗ふ
春風やかひなに深き児の眠り
抽斗に紅乾きゐる半夏生
旅に買ふ玻璃の風鈴母に吊る
発心の紅もてひらく白牡丹
遠くきてキリマンジャロの大夕焼
独り聴くフジコヘミング夜の雪
*
[くどうあきこ(1945〜)「蒼花」同人]
序:木村敏男
装丁:君嶋真理子
四六判上製函入
184頁
2011.03.20刊行