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◆第五句集
魏志倭人伝の対馬の桐の花
本著は京都を始めとして対馬、恐山、山古志など、各地の出会いと句材を求め歩いた旅吟集である。
◆自選十句
鯛焼や推理小説いま佳境
世にも面倒な土筆の袴取る
火祭や険しき闇に鞍馬炎ゆ
狐火の後追ひ囃す河太郎
滝道や落石に乗り鏨打つ
峰々の吉野も奥の十三夜
六波羅の空也の寺の実南天
大車輪身丈に余る鉾廻す
魚板打つて来意を伝ふ雪の宿
洗ひては墓に呼びかけてもひとり
*
[うさわけいさく(1925〜)「玉藻」「惜春」「諷詠」誌友]
見返し挿画:奥苑房子
装丁:君嶋真理子
四六判上製カバー装
208頁
2011.03.08刊行