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◆第二句集
いつも「俳句とは何か」、「何をどう詠むのか」を心の片隅におき、木や花に挨拶し、自然に問いかけ、ふと出てきたことばを書き留めておいてできた句です。
(あとがきより)
◆自選十句
石垣をあたためてゐる蔦紅葉
凍滝の巌となりて眠りけり
揚羽蝶はがきのやうに墓に消え
大脳のことにいきいきみどりかな
永遠の青空がありソーダ水
座布団の中はスポンジ冬の駅
薄氷の水になるまでそこにある
浮いて来い遊ばれてゐるこの世かな
イヤホンを二人で分ける秋の雲
春は奈良大極殿を立上げし
*
[おかだりょういん(1945〜)「白露」「らん」会員]
装丁:和兎
四六判上製カバー装
202頁
2011.03.03刊行