◆比奈夫句の四季
これらの二著はとりわけ初学者にとってよき参考書になると思う。
(後藤比奈夫)
前著『私解・後藤比奈夫今日の俳句入門』に続き、著者が洗練された美意識によって、師・後藤比奈夫の名句を平易に、奥深く解説する一冊。
◆あとがきより
初学の頃、歳時記に鏤められた美しい季語に出会った感動を、今も忘れることが出来ない。同時にその季語の働き、絶対性などが大切であることを学んだ。日本語の中の美しい季題への没入、そして季題を隙なく責める俳句とは、何と厳しく、奥深く魅惑的な芸術であろうか。
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[えんどうむつこ(1932〜)「諷詠」同人]
はしがき:後藤比奈夫
装丁:奥川はるみ
四六判上製カバー装
170頁
2010.12.12刊行